白い歯にしたい方へWhite teeth
ホワイトニングとは

ホワイトニングは、薬剤を歯の表面に塗布して歯を白くする方法です。
適応症は、コーヒー、紅茶、赤ワインなどの色素が歯の表面から内部にまで沈着している場合です。
ホームホワイトニングについては、専用の患者様個々に製作した器具を1-2時間ほどつけていただくものです。ホワイトニングには、医院で行うオフィスホワイトニングとお家で行うホームホワイトニングがあります。
歯の変色の原因とは?
外側からくる変色

飲食による歯への着色がNo.1です。タバコはもちろん、赤ワインやコーラ、オレンジジュース、人参ジュースなど、色の濃いジュース類も歯に色をつけます。そのほか、カレー、ケチャップ、チョコレートやブドウ、ブルーベリー、プルーンなどの果汁も着色しやすい食品です。
また、口紅も注意が必要です。喫煙もそうですが、これらを飲食したからと言って、すぐに歯の色が変わってしまうわけではありません。ただ長く頻繁に口にしているほど、着色は進んでいきますので、注意が必要です。
内側からくる変色
加齢変化による変色
生えたての歯の象牙質は淡いクリーム色をしているのですが、肌の老化と同じで新陳代謝により年々この色が濃くなってきてしまいます。またエナメル質も毎日の歯磨きや歯軋り、毎日の食事などで薄くなり内側の象牙質の色が強くなってきてしまいます。この二つの相互作用により歯の色が黄色くなってくるのです。
薬剤による変色
テトラサイクリンという抗生剤によっても象牙質の色が変色します。永久歯の象牙質ができてくる乳児から7歳くらいの間にこの薬を長期間飲むと象牙質に色素が沈着してしまい歯の色がかなり濃くなったり歯に縞模様ができたりします。
神経を取ることによる変色
歯の神経をとってしまったり神経が死んでしまったりした場合でも象牙質が茶色に変色してきます。これは歯に栄養が行き渡らなくなったために起こります。
ホワイトニングのメカニズム
ホワイトニングのメカニズム ①

歯の色が黄色い状態
歯の中の色素が多いため、歯の色が黄色く見えている状態です。
ホワイトニングのメカニズム ②

ホワイトニング剤を塗布
ホワイトニング剤を塗布し、過酸化尿素(または過酸化水素)が色素を分解している状態です。
ホワイトニングのメカニズム ③

歯が白く美しく変身!
色素が減り、歯が白くなりました!
ホワイトニングの種類
ホームホワイトニング

歯形に合わせた専用のマウスピースを作り、自宅でホワイトニング剤を入れたマウスピースを毎日1~2時間装着して、歯を白くしていく方法です。
低濃度の薬剤を使用し、1週間~2週間、時間かけてじっくりと白くしていきます。個人差はありますが、ゆっくり浸透していく分、オフィスホワイトニングよりも効果が持続することが特徴です。
オフィスホワイトニング ~早く歯を白くしたい方へ~

オフィスホワイトニングは忙しい方や、自分でやるのが面倒な方に最適です。また、ホームホワイトニングよりも、早く効果がでるので、とにかく早く歯を白くしたいという方にお勧めです。
ただし、効果は様々です。色調により効果が出にくい場合もあります。ほとんどの場合は、1日で『歯が白くなった』と実感していただけます。
クレジットカード各種取り扱いできます。

セレック
セレックとは

セレックシステムは、医療先進国ドイツからやってきた、コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。
コンピュータを使って修復物を作製します。最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影し(※印象を採る場合もあります)、患部の歯列をモニター上に再現。そのあとはコンピュータの3D画面上にて修復物を設計し、ミリングマシンがデータをもとに作製します。
歯科技工所に依頼することなく歯科医院で修復物を作製できるので、一般的な修復物よりも経済的。また規格生産された高品質なセラミックブロックを使用するため耐久性が高いという特徴があります。
また、セラミック素材は歯との金属の詰め物被せものに比べ、接着力と耐久性が非常に優れているので2次カリエスになりにくい為、「虫歯の再発」⇒「歯を削り詰めもの」の悪循環を防ぐことで結果的に自分の歯を守ることができます。
※2次カリエスとは一度むし歯治療をした箇所が補綴物の隙間などから菌が入り込み再びむし歯になってしまうことです。
セレックの特徴
より天然歯に近づいた、審美的質感
さまざまな歯の色に対応し、隣接歯に良く馴染む新セラミックは審美性に大変優れ、咬み心地や舌触りなど質感も天然歯に近い自然な感触です。
安心・安全、身体にやさしいセラミック
金属アレルギーの心配がない生体親和性の高い新セラミックは、変色や変形といった心配もなく、安心・安全・身体にやさしい素材です。
コンピュータによる精度の高い修復物
先端のコンピュータシステムは、従来の手作業に比べ大幅に時間短縮を実現。常に安定した高品質、高精度の修復物を提供することが可能になりました。
セレック治療の流れ
[step1] スキャン(型取り)
![[step1] スキャン(型取り)](img/whitening/cerec_01.png)
歯を削ったあと、3D光学カメラで口腔内を撮影
(※印象を採る場合もあります)
治療する部分を削ったあとは、3D光学カメラを使用して患部を撮影。(※印象を採る場合もあります。)患部の歯列がモニター上に再現されます。
[step2] 修復部設計
![[step2] 修復部設計](img/whitening/cerec_02.png)
コンピュータの3D画面上で修復物を設計
モニター上で歯の形態や噛み合わせの調整を、あらゆる角度から行い、理想的な形にしていきます。設計後は様々な色のセラミックブロックから最適な色のものを選定します。
[step3] 修復物作成
![[step3] 修復物作成](img/whitening/cerec_03.png)
ミリングマシンが設計データを基に加工
当院に設置されておりますミリングマシンと呼ばれる機械(CAM)が、コンピュータで設計されたデータをもとにセラミックブロックを削り出し、修復物を精密に整えていきます。
[step4] 口腔内セット
![[step4] 口腔内セット](img/whitening/cerec_04.png)
口腔内へセットして治療完了
先進的な接着技術を用いて、削り出されたセラミック歯を口腔内へセットします。これで治療完了となります。